基本情報
【大会】2010 FIFAワールドカップ アジア最終予選 グループ1 第1節
【対戦】バーレーンvs日本
【日時】2008年09月17日 3:30(日本時間)
【会場】バーレーン・ナショナル・スタジアム(バーレーン・マナマ)
【結果】バーレーン 2-3 日本
【得点】中村(俊)(FK)、遠藤(PK)、中村(憲)
【警告】松井(2)(次節出場停止)
| Po | 選手名 | 所属 | 評価 | コメント |
| GK | 楢崎正剛 | 名古屋グランパスエイト | 6.0 | どうしようもない二失点以外は安定したゴールキーピング |
| DF | 中澤佑二 | 横浜F・マリノス | 7.0 | 全くミスが無し文句はひとつも無い |
| 田中マルクス闘莉王 | 浦和レッドダイヤモンズ | 4.5 | あり得ないオウンゴール |
| 内田篤人 | 鹿島アントラーズ | 4.5 | 後半の終盤は疲労で全く動けず失点の原因に |
| 阿部勇樹 | 浦和レッドダイヤモンズ | 5.5 | 守備は無難にこなすが攻撃にほとんど絡めず |
| MF | 遠藤保仁 | ガンバ大阪 | 6.5 | 相変わらずのキープ力と落ち着き |
| 長谷部誠 | ヴォルフスブルグ(ドイツ) | 5.5 | 積極的に攻撃に出るも単純なミスがたまに出る |
| → | 今野泰幸 | FC東京 | _._ | ※出場時間15分以下の為評価無し |
| 中村俊輔 | セルティック(スコットランド) | 6.5 | 頭脳的なFKで先制 |
| 松井大輔 | サンテティエンヌ(フランス) | 7.0 | キープ力、粘り、体の使い方、奪取力どれを取っても一段階レベルが違う |
| → | 中村憲剛 | 川崎フロンターレ | 6.5 | 結果的に決勝点の三点目のミドルシュートを決める |
| FW | 田中達也 | 浦和レッドダイヤモンズ | 6.5 | 運動量、勝負する意識が飛び抜けていた |
| | 玉田圭司 | 名古屋グランパスエイト | 6.0 | 引っかき回し役としては役割を果たすも点が欲しい |
| → | 佐藤寿人 | サンフレッチェ広島 | _._ | ※出場時間15分以下の為評価無し |
「アウェーで勝利して勝ち点3獲得」
これだけ考えると気分爽快、スカッとしているはずなのですが、どうにもこうにもモヤモヤしています。あの二失点ですからね…。終わり方が最悪で、気分的には負けに等しい何とも嫌な気分になっています。
合宿の流通経済大学の二軍(一軍は天皇杯予選に出ていました)との練習試合で0-1の敗戦。それだけでは無く、内容もシュート数も負けているという始末だったそうで、物凄く不安な準備段階でした。これを考えると勝っただけで御の字なんですけどね。それにしても、相手が10人になって三点差付いている状態から一点を返され、更にオウンゴールで二点目。その後あたふたしてあわや同点になりそうな場面も幾度かありました。余りにも心臓に悪い終わり方でした。
一失点目は、交代で入った今野が意思の疎通が出来なかったのか、目の前のボールを触らずにスルー。その後ろの疲労で足が止まった内田が、あと一歩足を伸ばせず失点。二失点目は闘莉王のあり得ない判断ミスでオウンゴール。
何回か触れましたが、内田は他の選手と比べて一段階どうしても能力が劣ると思っています。能力以上のことを求められると厳しくなるのはわかりきって試合に出しているのは監督なので、内田に関してはまあ仕方が無いとして、闘莉王のオウンゴール。あの状況でバックパスは無いでしょうに…。しかも枠内に転がすって何を考えているんだ…。
「3-0から一点返されて3-1になった。あと一点返されれば3-2。いくら相手が10人とは言え、3-2になればいつ同点にされてもおかしくない。アウェーで勝ち点3取れる所が勝ち点1になってしまう。この違いは大きい。」
この全体的な状況は、別にあのロングボールが来たときに急に降って湧いた状況ではなく、一失点した段階でわかっている事ですし、もっと言えば試合前から最終予選の重要性を考えると、勝ち点3の重要性はわかっっているわけで、基本中の基本「セーフティーファースト」でクリア。他の選択肢なんて無いと思うんですけどね。何故あの全体的な状況でバックパスして、しかも枠内に転がすのか不思議で仕方がありません。
「全体的な状況」と言うのは前述したようにこの試合の重要性や、点差や残り時間を考えた状況であって、あのとき相手が狙いに来ているだとか、GKからの声が聞こえなかっただとか、そんな局地的な状況はどうでも良いんです。関係ありません。全体的な状況を考えると、少なくとも何分か前からああいう状況ではクリアしかないというのは当然なんです。さすがにこればかりは闘莉王を擁護出来ません。いつもは自分のミスと言われてもおかしくないミスでも回りに怒鳴り散らしたり、逆ギレして怒りを表現して回りに文句を言わせなくさせる雰囲気を作る闘莉王ですら、この時ばかりは何も怒りの表現はしませんでしたからね。
最後の二失点は余りにも痛く、情けなく、失望するものでしたが、それは一応ここまでとして、それ以外の感想を書きます。
前の練習試合で大学生に結果も内容も負けていたとは思えない程スムーズな展開で、前半は終始日本のペースでした。いつもの日本だと、ここで点が奪えずにずるずる行くのですが、そんな嫌な雰囲気が流れる前に俊輔のFKで先制点。これは助かりました。このFKは低い弾道で蹴ったのも上手かったのですが、その前の遠藤のフェイントの後すぐ蹴らずに、一呼吸置いたのが大きかったと思います。遠藤がFKを蹴る振りをして蹴らず、俊輔も蹴らずに一拍置いたのですが、この時一瞬だけ空気が止まりましたよね。味方も敵も、そして見ているこちらも「今は蹴らないのか」と思いましたよね。それで一瞬油断した瞬間に俊輔の速くて低くて壁の横から出てくるFKですからね。別角度のカメラの映像だと、GKからは弾道の最初が全く見えず、壁の横から急にボールが出てきたように見えていました。あれは止められないですね。
前半終了間際にも遠藤のFKからPKゲットで大きな大きな二点目。だたこの時思い切り緑のレーザービームが遠藤の顔に当たっていましたね。映像でハッキリ確認出来ました。JFAは絶対に抗議しないと駄目でしょこれ。悪質すぎる。
後半はバーレーンが若干押し返してきたものの、一人退場になって完全に余裕のサッカーになって、ポゼッションがグンと上がり、憲剛のミドルも決まり三点差。余裕の勝利のはずでした…。しかし一瞬の隙を突かれて、今野が目の前を通るパスをスルーしてしまい、内田が疲れからボールをカット出来ず一点を返され、その直後にまさかの闘莉王のオウンゴールで一点差。一点差なんてロングボール一つでどうなるかわからないですし、アウェーなので無茶苦茶嫌な予感がしました。案の定動きが硬くなり、10人のバーレーンに押される時間帯が続き、枠内に鋭いシュートを飛ばされ、楢崎が必死でセーブなんて場面もありました。しかし何とか守りきってアウェーで勝ち点3獲得。まさか余裕の勝利のはずの状態から、ここまで追い詰められるとは思いもしませんでした。勝ったのに非常に後味が悪く、今後が不安になる試合でした。
個人を見ていくと得点こそ無かったものの、松井のあらゆる面での粘りは素晴らしかったです。ボールキープ時の粘り、相手ボール時に奪取に行くときの粘り、取られそうになったときに体を入れてキープする粘り。どれを取っても日本代表の中で頭一つ抜けていました。個人的には攻撃では松井が一番効いていたと思います。松井のプレーは相手は本当に嫌だと思います。ドリブルで突っかけるし、ボールを奪いに来たときもガツンと体を入れてくる。あんな体の入れ方が出来る日本人は、少なくとも今の日本代表にはいませんからね。
勝負する選手だと田中達也も良かったですね。相手を退場させたプレーなんてその真骨頂で、お洒落なフェイントやこれと言ったフェイントがあるわけではないのですが、強引にボールを前に出してドリブル突破する。しかもこのプレーを試合終了まで続けますからね。疲労が蓄積する後半にこれをやられたら、一瞬遅れて手も出ますよね。相手が嫌がるという面では松井と田中達也のプレーは本当に嫌でしょうね。
3-0から10人のバーレーンに3-2にされて嫌な気分でモヤモヤしていたのですが、時間がたって冷静になって考えると、当たり前ですがアウェーで勝ち点3取れて良かったなと思えるようになってきました。それでもあの二失点は必要無かったですけどね。
日本の次の試合は10月15日。その前に他の国は9月10日に試合あるところもあるので、この辺を見ながらどうなるか色々予想、想像出来ますね。今度はこんなミスしないようにお願いしますよ。
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